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東日本大震災

東日本大震災での瓦礫 
東日本大震災での瓦礫 

 

2011年震災直後日本全体が節電や節水など自粛モードになったこと覚えていますか?

当時その影響は私が勤めていたららつーにもおよび、スタッフは数名ずつ順繰りでしばらくお店を休むことになりました。

「突然のお休みをどう使うか?」すぐ私は被災地宮城県塩釜に飛びました。

泥かきやお家の瓦礫撤去、介護士さんが行けない高齢者のお宅に訪問。色々なボランティア活動をさせて頂きました。

ボランティアは「寝るところ、食べ物、全て自前」が鉄則です。

ところが、ある優しいおばあちゃん家に訪問したときの思い出です。

そのお家は一階が津波で被災し、おばあちゃんは二階に生活の場を移し暮らしていました。泥かき作業の途中、昼休憩の時です。私たちは自前の食事をしていたのですが、おばあちゃんが「ご飯によばれて~」と二階からおにぎりを作って持ってきてくれました。

せっかく用意されたご飯を断るの申し訳ない、という事で私たちは頂くことに。おにぎりが終わった頃に「お雑煮に作ったよ~お餅も四個入れてあるからねー」とお雑煮が振舞われました。自分たちで用意したご飯に、よばれたおにぎり、そしてお雑煮!おいしかったけどおなかもいっぱいになってきました。お雑煮をたいらげたら、すかさず「おこわ出来たよ~」とおこわが出てきました。大変美味しいおこわでしたが、次から次へと出されるお食事にびっくり。被災されたばかりのおばあちゃんに、こんなに手厚くもてなされて本当に感激しました。泥かきのあとの食事・・・とても美味しかったです。当時一緒に行ったグループリーダーが「食べることもボランティアだからね」と教えてくれたことが印象的でした。あの炭水化物祭り、忘れられない思い出の一つです。